出会う

気になる人に会いに行ってきました

小峰 美省

埼玉県

2020年|陶磁器

エリアC|ブースNo.

貫いてきたから
きっと今もこれからも作り続けられる。
「やらなきゃ!」ではなく、
「やりたい!」と言う素直な気持ちで。

埼玉県加須市に陶芸家である旦那さんと二人で「AM陶工房」を構えている。目の前には田んぼが広がり、静かでとても心地よい時間が流れている。
庭にはどしどし伸びるローズマリー、そして灯油窯があり、ここでたくさんの作品が焼きあがる。
ベランダには最近作っているという大きな壺。入り口にはお二人の作品がずらりと並び、出迎えてくれる。

絵付け完了!ただいま乾燥中。乾いたら窯の中へ!

埼玉県出身の小峰美省さんは高崎の芸術学校へと進み、陶芸の世界に足を踏み入れた。
初めてだった陶芸だが、粘土が自分にしっくりきた。

卒業後、芸術を広めようと作られた「暮坂陶芸研修センター(現在はくれさかの森 陶芸工房)」という場所で作品作りを進めることになった。
そこでは何名かで釜を共有し、作品を作るという環境。
旦那さんともそこで出会う事になった。
個展や公募展への出展など、そこでは約5年間活動を行い、作品作りに没頭した。

なんだか絵本みたい!物語を想像して…

元々絵を描くのが好きだった小峰さんの作品には独特の模様や素敵な絵がたくさん描かれている。昔はアバウトに描かれていた動物達だが、今はたくさんの可愛い動物が細かい描写で描かれている。
どれもストーリーを感じ、今にも動き出しそうだ。(いや、動いているのかも…)

「ネコ描いてって言われてネコ描いたり、こんなの作ってって言われて作ったり…」
「ホント、流れっぱなし!」
と笑って話す。
悩んで来なかったし、今も悩みはない。純粋に陶芸が大好きと言う気持ちに勝るものはやはり無いのだ。
「私、ずっとやってんだよねー。おかしいよねー。笑」
気づけば30年間陶芸をやり続けていた。

これはとても個人的な気持ちだが、小峰さんの作品には、ただ「惚れてしまった」という感覚がずばり。
そんなたった一度の出会いは、きっと生活を特別なものにしてくれる。これからもどんな作品にで出会えるか本当に楽しみだ。また惚れちゃうかな…。

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