出会う

気になる人に会いに行ってきました

サトウカヨ

長野県

2023年|ガラス

エリアD|ブースNo. D12

違和感を見逃さず、道を選んできた。
自然、鳥、猫、、、
好きなものに囲まれ、
今もまた、新たな先を想像してる。

雪がパラパラと降る中、山の奥へとぐいぐい進み、なんだか空気が変わった気がした。
どこか違う世界に迷い込んだ?少しの不安を感じたが、静けさがなんだか気持ちよい。

ガラスで作られた「Sato」の表札がある家に辿りついた。

出身は北海道札幌市。家業であるスキー場の仕事を手伝いながら、スキー選手として活動をしていた。引退後、何度も訪れていた長野県へ移住を決め飯山市へ。
飯山ではweb制作の仕事を請負いながら、パソコンを教える仕事に就いた。そんな中「データ上のものは簡単に消える。それがなんだか儚く、なにか残るものをしたい。」と考えるようになった。

ガラスで出来たトンボ玉というものに初めて出会う。布を縫って洋服を作ったりすることも大好きだったが、集中力のいるバーナーワークに魅力を強く感じた。
キッチンのガスを代用し、狭いスペースで危険を感じながらトンボ玉作りを初めた。職業にすることは全く考えず趣味として楽しんでいるだけだったが、お祭りでトンボ玉を販売してみると、想像以上に売れた。そして各地でクラフトフェアが開催されていると聞き、出展をするようになる。

様々な葛藤のなか、サトウカヨさんの代表作である「佇む」が生まれた。

「カチカチのものが作れて、好きな形にできる。これって凄いなー。」球体ではなく、何か別の形にしたいなと思い始め、鳥など色々な形を作り始める。軟質ガラスで作るのは難しく、自分流でどうにか上手く作れる方法を探しながら改善を続けた。

「売るものを作りたい訳ではなく、やったことない、見たことないものをやってみたい。」
空間としての作品。サトウさんの妄想が形になり、たくさんの人が魅力を感じた。
そこで初めて「ガラスでいけるかも」と何か掴んだ感覚があり、ガラス一本でいこうと決める。
そして飯山から涼しく制作に適した飯綱へ移り住んだ。

2022年、今自分にできる役割は何かを考え、自らクラフトフェアを主催。

また新たなことへの挑戦が始まった。

同じ年の記事
MENU